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和の「うつわ」への招待

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美術品とは

皆様は美術品といって、まず何を思い浮かべますか?博物館に並ぶ彫像や、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの歴史的な絵画でしょうか。はたまたピカソやシャガールといった近代絵画の巨匠の作品、アール・ヌーヴォーやアール・デコの煌びやかな西洋の装飾品を思い起こす方も多いかと思います。ただ、忘れてはいけないのは、皆様のごく身近なところにも美は存在し、我々の生活を彩っています。今回ここで紹介するものは、より身近で、そして奥の深い、日本の工芸の作品をご紹介いたします。

「骨董品」とは

「骨董品」と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。小難しい顔をしたおじさんが作品を見て薀蓄を語る姿でしょうか。また、骨董屋に何度も店に足を運んで気に入った作品を交渉の末にやっと作品を手に入れたエピソードでしょうか。中には名家に代々伝わる「お宝」を想像する方もいらっしゃるでしょう。
これらのイメージだけで、「骨董品」の敷居を高くしてはいないでしょうか。何も難しいことを考える必要はありません。私たちの生活には、魅力的な器や、伝統的な工芸品が溢れています。誰にでも、気に入った器を手に入れることができ楽しむことが出来るのです。器といっても様々です。色、デザイン、技法に加え、作られた時代や背景、知れば知るほど興味深く世界が広がります。生活に即したものから、技術の粋を凝らした貴重品まで、骨董品の世界は、実に幅広く、いつの時代も人々を魅了し続けています。

『身近にある美、日本の器』

普段食事に使う器、花を生ける花瓶。こういったものをただの「実用品」とだけ考えるのは非常にもったいない話です。器それぞれに個性があり、そのデザイン、形、技法など、並べてみると、いかに様々な種類の器が皆様の生活を彩っているかがよく分かります。食事を盛る器ひとつにしても、どんな器に何を盛るか、そんなことを考えるのも、楽しみのひとつにもなりえるのです。
その究極を追い求めたのが、かの有名な北大路魯山人です。「食通」としてご存知の方が多いと思いますが、書画にも長け、特に作陶に於いては強いこだわりを持ち、多くの工芸家との交流を持ち研究を重ね、魯山人独自の作品を数多く生み出していきました。時には華やかな絵付けのあるものや、その一方で土味を生かした質素なもの、さらにはユーモアに富んだ形のものなど、どの器も、食通たる魯山人の信念の下に成り立っており、彼の「食事を彩る器」は、皆様がよく知る料亭、食事処で今でも愛用されています。
毎日オークションでは、魯山人や、彼と交流のあった人間国宝の作品など、個性豊かな器が数多く揃います。ご興味あっても、なんとなく値が張りそうで手が出ないのでは、とお悩みの方は、まずはぐい呑や湯呑など、手に取りやすいものからお探しになってみてはいかがでしょうか。実に様々な種類のものが並び、見るものを愉しませてくれます。ただ遠くから眺めるものだけが芸術ではありません。手に取り、実際に使えるものから、美を感じ取っていただければと思います。

『茶道のススメ』

皆様には、茶道に一度は憧れたことはないでしょうか。また若いころに茶道をやっていたが、できることならもう一度始めてみたい、と思われている方はいないでしょうか。そんな方々は、是非一度毎日オークションに足をお運びください。実に優雅で美しい作品の数々、はたまた実際にお使いになれる実用的なお茶道具が、毎日オークションでは豊富に並んでおります。
古くは戦国武将が競うように茶道具を集め、有名な茶匠を抱え、権力を誇示している時代がありました。千利休や織田信長、豊臣秀吉との関係についてはその時代の大名と茶匠の関係を代表的な例です。現代でも利休の教えは継承され、利休の子孫や、その弟子、その当時の職人たちの子孫が現代でも活躍しており、脈々と受け継がれている伝統があります。
もちろん茶道具についても例外ではありません。現在でも、当時の様式が伝統として受け継がれているのがほとんどであり、茶席ではかの昔、利休の時代に使われていた茶道具が使われていることもしばしばあります。純粋に茶道を理解し、愉しむことももちろんですが、茶道には茶道具が必要不可欠です。お茶席にどの道具を使うか、茶を振舞う客のことを考えながら、迷いながら選ぶのもまた一興。歴史に想いを馳せながら、お気に入りの茶道具で茶を愉しむ。毎日オークションではそのお手伝いをさせていただきます。

『古美術の世界へようこそ』

日本は実に古来から、その土地土地、風土になじむ焼き物があります。また、伝統工芸として発達したものや、武士の時代から近代日本への移り変わりの中で派生した調度品の数々と、海外の芸術に比類しない技術が日本の美術にはあります。「古美術」と聞いて、決して難しい顔をしてしまう必要はありません。純粋に、その技術や姿形、焼き物の景色など、見たものの美しさを愉しめばよいのです。
鎖国が解け、海外諸国との交易が盛んになり、日本には海外の文化が入り大いなる発展を遂げましたが、逆に日本の美術品は海外へと渡り、その多くが海外で珍重されています。かのゴッホが浮世絵に影響された作品を残したことはあまりに有名な話です。また、細密で写実的な表現を蒔絵や七宝、金工、彫刻などで表現した明治の工芸品は、万国博覧会などで発表され、国外の人々を驚愕させました。
また、日本古来の美術品についても、魅力的なものはたくさんあります。備前焼や信楽焼など、独特な土味や釉薬によって表現された器は実に素朴で鷹揚な雰囲気を出し、伊万里焼や九谷焼などは、その優美な筆致は器というキャンバスに描かれた絵画のようです。その古来からの形、デザイン、釉薬などは、現在でも受け継がれ、研究され、失われた技術は実験を重ね復興されたりしています。
現代美術やポップアートに目が行きがちな昨今の美術業界ではありますが、皆様の身の回りにも、時代に裏付けられた技術を存分に用いた作品が数多く存在します。毎日オークションでは、実にバラエティに富んだ作品を出品しております。魅力的なその一つ一つを、毎日オークションで、手に取り、選び、愉しんでみてはいかがでしょうか。

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